スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

北大を案内する【シニアカレッジ編】

今回は、北大を案内する、の【シニアカレッジ編】です。

この間の日記の通り、私は学部時代から北大を案内することに関わってきました。今回は大学院生になって、本格的に観光のことを研究する身になった後に参加したイベント

  【北大シニアカレッジツアー】

について報告します。

これは、北海道大学の方で行われたツアーで、学習意欲の高いシニア層を対象に、北海道大学で大学生体験をしてもらおうというものです。お客様は、短期の大学生としてツアーに参加します。ちゃんと入学式、修了式もあるんですよ☆

そのコンテンツの一つに、北大のキャンパス内を散策するものがありまして、私はそこのコンテンツデザインに関わらせていただきました。コースの策定やどういうシステムでやるかについての議論に参加しました。

私の意見の中で最もツアーに影響を及ぼしたのは、「学部生ボランティアをツアー客と一緒にまわらせてはどうか?」という意見でした。

当初は、ツアー客は教授の講義、実習を体験するという内容でした。学習意欲の高いシニア層が対象ですから、これだけでも十分なのかもしれません。お客様のニーズには応えていることになるでしょう。

しかし、私は思いました。「観光や旅はそういうもんじゃないだろう」と。私はかねてから「お客のニーズにあったものを提供すれば良い」というような理念に非常に疑問を持っていました。特に観光業では。
「お客のニーズに合わないものを提供してどうするのか?」
そのように言われてしまいそうですね。

確かに、お客のニーズは大切です。すし屋に入ってラーメンしか無かったらお客は怒り出すでしょう。当たり前です。同じように、北大に行くツアーで北大に行かなかったらお客は怒り出すでしょう。

私が言っているのはそういうことではないのです。旅行や観光で最も面白いのはどういうときなんでしょうか?見たいものを見て、食べたいものを食べる、それだけで人間は満足するのでしょうか?私はそれだけでは観光の本当の満足は得られないのではないかと思っています。

予想通りのことが全くの予想通りに起こる、そんなことが楽しいでしょうか?そんな旅が続けば「どうせ、旅に出たってこういうことが起こるんだろう、決まっている。」そういうふうに思ってしまいます。

旅行や観光には、不確定性あるいは意外性が非常に大切だと思います。詳しくは省略しますが、私はそれをもたらすのは人間だと思っています。人との出会いは不確定性、意外性が非常に多く含まれる行為です。

こういう考えを持っていた私は、せっかく北海道大学に来たのだから、大学生に会ってもらおうと思い、学部生に声をかけ、ボランティアで集まってくれた学生にツアーに参加してもらいました。

正直私も最初は心配でした。反対した人もいました。「素人の大学生にお客様の相手をさせて、何か粗相があったらどうするのか?責任を取れるのか?」私で責任取れる規模ではありません。もしそんなことがあれば、大学の信用に傷がつきます。しかし、私にはなぜかうまくいくような気がしていたのです。

結果は大成功でした。「学生さん達とお話できてよかった!」そんな声がアンケートからたくさん集まりました。「やってよかったな!」本当にそう思えました。参加していただけたお客さんの中には、今でも連絡を取り合っている方もいらっしゃいます。

観光ってこういうことなのだと思います。大量のお客さんを呼び込むことではなく、1人1人のお客さんとどれだけ人間的な付き合いをするか。また、ただお客さんにサービスするだけでなく、お客さんと一緒になって楽しむことができる。そういう観光を創るためにはどうすれば良いのか、私はそれを研究しています。
スポンサーサイト

テーマ : 教養の旅
ジャンル : 旅行

プロフィール

岡本 健

Author:岡本 健
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。