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コミックマーケット81にて「コンテンツツーリズム研究 創刊準備号」を頒布いたします。

2011年12月29日(木)~31日(土)に東京ビッグサイトにて開催されます
コミックマーケット81にて、
「コンテンツツーリズム研究会」名義で、
「コンテンツツーリズム研究 創刊準備号」を頒布いたします。
(12月31日(土) Q-53a コンテンツツーリズム研究会)

「コンテンツツーリズム研究」とは、
コンテンツツーリズム研究会で不定期に出しているウェブジャーナルです。
(ジャーナルに関しては、以下URLよりご覧くださいませ)

「コンテンツツーリズム研究」
http://www.contents-tourism.com/

普段はウェブジャーナルということで、
冊子体は発行していないのですが、
今回は、コミケに合わせて、
「創刊準備号」という形で発行をいたします。

内容は、以下のようになっております。

*****CONTENTS*****

巻頭言
「旅するコンテンツに捧ぐ」 山村高淑 4

論文
「コンテンツツーリズムを研究する人のために
―研究レビューと研究枠組みの提示」 岡本健 10

「アニメ聖地巡礼の地理学
―「けいおん!」を事例に」 上田明日香 38

研究ノート
「スーパー戦隊シリーズにおける「正義」と「悪」の変遷」 平侑子 64

「コンテンツツーリズムとしての心霊スポット巡り」 村木伊織 78

「「コスプレ」についての覚書き
―サブカル的「コスプレ」の定義の再検討へ向けて」 鎗水孝太 84

「AKB48 第三回総選挙を考察する」 高梨知広 88

編集後記 鎗水孝太 103

***************

皆様ぜひともお手にとってご覧いただけますと有り難く存じます。

あまり中身を言ってしまっては面白くないわけですが、
少しだけ中身のお話を。

まずは、巻頭言で、
山村高淑先生に
「旅するコンテンツに捧ぐ」という素晴らしい文章をいただきました。
今回は同行二人のお話を絡めて、コンテンツツーリズムについて書かれています。
ご多忙のところ、本当にありがとうございました(^_^)


私が書かせていただいた
「コンテンツツーリズムを研究する人のために
―研究レビューと研究枠組みの提示」
については、「コンテンツツーリズム研究」に掲載されている
以下の論考に大幅に加筆修正したものです。

「コンテンツツーリズム研究序説
―情報社会における観光の新たなあり方とその研究概念の構築」
『コンテンツツーリズム研究』1巻, pp.1-10
http://hdl.handle.net/2115/44701

近年、観光に関する大学、学部、学科、コースなどが
盛んに作られています。
また、そうした名称ではない大学、学部、学科、コースなどについても、
地域振興やコンテンツに関する研究を行う研究者や学生が増えてきました。

アニメの聖地巡礼についても、
卒業論文や修士論文で扱われることが増えています。
そのことはとても喜ばしいことですが、
調査のやり方がまずかったり、先行研究に十分に当たらずに調査を行ったり、
ということが現場から聞かれます。

比較的初期のころからアニメ聖地巡礼研究に携わっている身として、
研究枠組みや、研究を行う前提について、
力及ばずながら、少しずつ整理をしております。
その最新版になります。お読みいただき、
色々とご議論をいただければと思っております。


さて、その次の
「アニメ聖地巡礼の地理学
―「けいおん!」を事例に」ですが、
これは上田明日香さんに、ご自身の卒業研究をおまとめいただいたものです。

上田さんは地理学を専攻され、
聖地巡礼全体および「けいおん!」巡礼について、
きっちりとデータを取られ、地理学的な分析を展開して
卒業研究を完成させられました。

上田さんに卒業研究を見せていただき、
その素晴らしさに「是非論文にして掲載させてください!!」
と拝み倒して、ご執筆いただきました。
本当にお忙しいところ、ありがとうございました(^_^)

私は『観光の空間』(神田孝治編)という地理学を専門にされている先生の
書籍に書かせていただいたことがあるのですが、
自分自身は地理学に関しては素人です。
ですが、『地理学評論』や『人文地理』という雑誌については、
興味を持って読ませていただいています。

それらを見ていると、地理学は、きっちりと地理的なデータを取り、
地図に落とし込んで分析していく手法に長けています。

今回の上田さんの論考は、
アニメ聖地巡礼という、情報ネットワーク的分析がメインになりがちで、
土地から離れてしまいがちな現象を、
がっちりと地理学で分析されており、
示唆に富むものになっております。
この論文だけでも、読む価値はあります。おすすめです!


「スーパー戦隊シリーズにおける「正義」と「悪」の変遷」は、
北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻博士後期課程の
平侑子さんによるものです。

これは、コンテンツツーリズム研究会の研究分科会
「研究戦隊インセイジャー」での議論が元になっている論考です。
http://hdl.handle.net/2115/46919
研究分科会では、参加者みんなで楽しくスーパー戦隊シリーズを見てだべる、
ということしかしていませんが(おかげさまで、
私はゴレンジャーのエンディングが歌えるようになりました!w)、
平さんは、その間に素晴らしいアイデアを思いつき、
今回文章にされました(^_^)

平さんによる、スーパー戦隊シリーズ愛に満ち溢れつつも、
冷静な分析が光ります。
コンテンツ分析の際には、この愛に満ち溢れつつも冷静な分析、
が重要ですね。その作品について知らない人でもわかるように解説する。
論述に全く関係ないオタク的知識をひけらかすようなことはしない。
などなど、このあたりのバランスが重要です。
今回の創刊準備号の目玉論考であると言えましょう!


「コンテンツツーリズムとしての心霊スポット巡り」
は、北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻修士課程の
村木伊織さんが執筆した論考です。

村木さんは、『らき☆すた』聖地である埼玉県北葛飾郡鷲宮町(現久喜市)
の商工会にてインターンシップをされ、大活躍をされた、知る人ぞ知るキン肉マンです(笑)

そんなマッチョな彼が、なんと心霊スポット巡りをコンテンツツーリズム研究に
導入してくれました!!

短い論考ですが、山村先生によるコンテンツツーリズムの定義を用いて、
心霊スポットだとどうなんだ?というところを的確に指摘しています。

村木さんご自身の現在の研究は、
違った方向に進まれていて、ご当地アイドル研究をされる模様ですが、
大学院に入ってこられた当初「心霊スポット」を調べたい、
とおっしゃられたので、私は会うたびに「素晴らしい!!心霊スポットで論文書いてください!!」
と言い続け、今回執筆してくださったので、編者としてだけではなく、
一読者としても、とてもうれしく思っております(^_^)


「「コスプレ」についての覚書き
―サブカル的「コスプレ」の定義の再検討へ向けて」
これは、北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻 修士課程に
所属されている鎗水孝太さんの論考です。

鎗水さんはコスプレ研究をされていて、
ご自身もかなり気合の入ったコスプレイヤーさんです。
洞爺湖で、コードギアスのゼロに扮され、
物凄い人気を得ていました(^_^)

学部時代は人類学を専攻されていましたが、
観光創造専攻に入学され、コスプレ研究(および実践)に
身を投じておられます。

今回は、執筆のみならず、
編集について、レイアウトなどを一手に引き受け、
今回の本を仕上げてくださいました。

鎗水さんがいらっしゃらなければ本書は完成していないでしょう。
是非、鎗水さんの渾身の論考を含んだ、渾身の一冊をお手に取ってご覧くださいませ。


「AKB48 第三回総選挙を考察する」
こちらは、北海道大学工学部に所属されている
高梨知広さんによるAKB48の選挙分析です。
第40位から第1位まで、
AKB48ファンの視点で、がっちりと分析してくださいました(^_^)

高梨さんは、山村先生が北海道大学で受け持たれており、
私がTAをさせていただいている講義
「コンテンツツーリズム概論」に参加された学部生です。

とにかくAKB48が好きだ!という気持ちは物凄いものがあり、
講義の中で、たびたび文章の課題が出た際に、
一貫してAKB48で回答を寄せて来るという
全くブレない素晴らしさ!

「AKB48って大人気だけど、どういうグループなの?」
「おっちゃんには誰が誰だか区別がつかない…。」
「AKB48の投票って何?」
と思われる方にとっては必見の論考です。
それにしても40人のメンバー一人一人について、
良く知っているなぁ、と感心いたします(^_^)


自分の好きなことについて、
一生懸命考えて文章を書く、
しかもそれを人に見てもらう。
これは本当に大変なことでもありますが、
うまく通じた時には、たくさんの人々とつながる契機となります。
皆様、是非これを契機に、執筆者とともに、
コンテンツツーリズムについて考えを深めていただければと思っております。

鷲宮にて開催された、コンテンツツーリズム研究会第1回総会
の第2回について、お問い合わせをいただくことも多くなっております。
またなんとか開催したいと考えておりますので、
その際には、是非とも皆様会場まで足をお運びいただけますと幸いでございます。
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テーマ : 研究発表
ジャンル : 学問・文化・芸術

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