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日本観光研究学会第25回全国大会で発表してまいりました(その1: 観光研究学会での発表履歴と研究経緯)

2010年12月4日、2010年12月5日に文教大学の湘南キャンパスで開かれた
第25回日本観光研究学会全国大会で発表してまいりました。

発表で用いたスライドは次のURLからダウンロードしてご覧いただけます。
http://hdl.handle.net/2115/44386

【タイトル】
コンテンツツーリズムにおける若者の観光情報行動の特徴に関する研究 : 開拓的アニメ聖地巡礼者による情報発信行動に着目して
【英文タイトル】A Study on Youth Tourists Information Behavior in Contents Tourism : Analysis of Pioneer Anime Pilgrim with special reference to information behavior
【著者】岡本, 健
【キーワード】
コンテンツツーリズム
若者の旅行行動
情報行動
アニメ聖地巡礼
【発効日】
4-Dec-2010
【発表詳細】
日本観光研究学会 第25回全国大会 ミニセッション「若者と観光」.
2010年12月4日(土). 文教大学 湘南キャンパス, 神奈川県.

発表要旨は、以下の論集に掲載されています。
『第25回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.1-4

日本観光研究学会での発表は、これで4回目になります。
一番お世話になっている学会です。

一番はじめに発表したのは、
2007年5月26日のポスター発表でした。
発表タイトルは
「観光地における持続可能なボランティア組織の条件
―北大キャンパスビジットの事例から―」
岡本健・敷田麻実・森重昌之
『第22回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.363-364

私が大学院に入るきっかけとなった活動でもある
北大キャンパスビジットについて調べて、
ボランティアのモチベーションはどのように維持できるのか、
ということを考えたものです。

続いて、12月に登壇発表をしました。
発表タイトルは
「北大キャンパス空間の観光活用のあり方に関する研究 その1
―キャンパスツアーにおける学生ボランティアシステム構築の試みとその持続に向けた課題の提出―」
岡本健・山村高淑・大谷あやの・小野千咲
『第22回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.17-20

こちらは、北海道大学観光学高等研究センターとJR東日本が共同で行った
「地域の魅力開発に関する総合研究」の一部
「ツアーにおける学生ボランティアシステム構築に関する研究」
の成果を報告したもので、
北大シニアカレッジというツアー商品を北大で行った結果を示したものです。

今は、情報社会における旅行コミュニケーション、
が研究テーマですが、大学院に入りたてのころは、
ボランティアガイドやインタープリテーションの研究をしていました。

これら2つの発表を元に
国際会議に応募し、それが書籍化されています。
「The role of student volunteers in tourism and building up a sustainable operating system
-the "Providing Information and Knowledge Model" and the "Common Pleasure Model"」
Takeshi OKAMOTO(2008)
『Sustainable Tourism Ⅲ』
Editors: F.D.PINEDA and C.A.BREBBIA
WIT PRESS
pp.121-129

上の二つの事例に、まな旅サポート修学旅行、
という事例を加えて、
情報を一方的に伝えるのか、
楽しさを共有するのか、
それぞれどういう利点と欠点があるかについて
まとめたものです。

市販本なのですが、ご購入いただくとすごく高いです。
以下からダウンロードできます。
もちろん公開については、
HUSCAPの方でちゃんと学会に承諾をもらっています。
http://hdl.handle.net/2115/35573


これが1年目ですね。
そして、2年目もポスター発表から始まりました。
発表タイトルは
「観光行動中に観光者が得る情報に関する一考察
―観光現象を分析するための情報理論の構築に向けて―」
岡本健・山村高淑

『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.483-484

このころから、旅行行動やガイド行動時の情報交換やコミュニケーションについて
学部時代にやっていた認知心理学的な概念を用いながら、
分析枠組みを考え始めました。

この流れは、日本ホスピタリティマネジメント学会の論文集『HOSPITALITY』
の16号、17号に掲載された以下の2点の論文に引き継がれています。

「ホスピタリティ研究における分析枠組みに関する一考察
―ホスピタリティ認知概念を用いた研究方法の提案―」
岡本健(2009)
『HOSPITALITY』, Vol.16, pp.129-136

「観光ホスピタリティ認知概念の構築」
岡本健(2010)
『HOSPITALUTY』, Vol.17, pp.131-139

ポスター発表では、他にも共著で以下のものを発表しました。

「湯治宿の機能と課題に関する一考察 ―観光・療養・文化の観点から―」
櫻井佑実・岡本健・山村高淑
『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.481-482

「イサム・ノグチとユネスコ庭園 ―作品の背後にある人生と旅の経歴―」
曲賽賽・岡本健・山村高淑
『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.489-490


2年目の登壇発表は、次の通り。
「アニメーション作品が観光振興に与える影響に関する研究(その1)
―アニメ聖地巡礼の誕生と展開―」
岡本健・山村高淑・松本真治・坂田圧巳(2008)
『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.349-352

「アニメーション作品が観光振興に与える影響に関する研究(その2)
―埼玉県鷲宮町における「らき☆すた」聖地巡礼の展開経緯と来訪者動態について―」
山村高淑・岡本健・松本真治・坂田圧巳(2008)
『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.353-356

「アニメーション作品が観光振興に与える影響に関する研究(その3)
―埼玉県鷲宮町における「らき☆すた」聖地巡礼者の属性と旅行形態に関する考察―」
石川美澄・岡本健・山村高淑・松本真治(2008)
『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.357-360

「アニメーション作品が観光振興に与える影響に関する研究(その4)
―「らき☆すた」聖地における巡礼者の人数把握方法について―」
大谷あやの・岡本健・野中萌・坂田圧巳(2008)
『第23回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.361-364

ここで、アニメ聖地巡礼の研究が出てきます。
2008年4月に初めて鷲宮町に行って、夏に人数調査や質問紙調査を行って、
その結果を四本の発表に分けて公開しました。

これらを元にして
論文化したのが以下。

1.岡本健(2009)「アニメ聖地巡礼の誕生と展開」
『メディアコンテンツとツーリズム』CATS叢書, 1, pp.31-62.
http://hdl.handle.net/2115/38112

2.岡本健(2009)
「アニメを動機とした旅行行動の実態に関する研究:
アニメ聖地巡礼研究および調査の整理を通して」
『観光・余暇関係諸学会共同大会学術論文集』, 1, pp.43-50
http://hdl.handle.net/2115/39365

そして、2に大幅に加筆・修正したのが以下。

3.岡本健(2010)
「アニメ聖地巡礼の特徴と研究動向:
既往研究および調査の整理を通して」
『次世代まちおこしとツーリズム』CATS叢書, 4, pp.91-109.
http://hdl.handle.net/2115/42930

鷲宮に接して初めての学会が第23回でした。
この時に発表したデータを得た調査が元で今の自分があります。

3年目はどうだったか、というと、
ポスター発表は以下の通り。

「若者の海外旅行離れの実態調査に関する研究(その1)
―既往の調査・研究に関する批判的検討―」
張慶在・平侑子・岡本健
『第24回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.355-356

「若者の海外旅行離れの実態調査に関する研究(その2)
―『若者の旅行実態』を明らかにする手法の研究―」
田部井華代子・陳彦丞・藤井琢哉・岡本健
『第24回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.357-358

この回は、自分がファーストのものは無く、
後輩の皆さんのご発表のサポートでした。

2009年は研究助成を2本もらったこともあり、そして、
自分の研究の位置づけをどうしていくかを知るために、
学会発表をとにかくいろいろな学会でやっていたこともあって、
忙しくしていました。

ただ、今回の観光研究学会で「若者と観光」というのを見た時に、
この時のポスター発表で取り組んだ事が活きました。
若者と観光というテーマにも、聖地巡礼の事例はくさびを打ち込めるぞと。

ちなみに、若者の旅行行動、ということでアニメ聖地巡礼を扱ったのは、
以下の研究報告に採録されています。

岡本健(2010)「現代日本における若者の旅文化に関する研究
―アニメ聖地巡礼を事例として―」
『旅の文化研究所 研究報告』, 19, pp.1-19.

第24回(3年目)の登壇発表は、以下の通りです。

「旅行者の観光資源に対する認識の変化に関する研究
―豊郷小学校旧校舎群における来訪者の認識変化について―」
岡本健・釜石直裕・松尾友貴
『第24回日本観光研究学会全国大会学術論文集』pp.221-224.

「けいおん!」聖地の豊郷町に関する調査結果を報告したものです。
セカンド・サードについてくれたのは、
立教大学観光学部の学部生達。
山村先生や私の研究をネットで見つけて読んでくださり、
一緒に調査してくれませんか、とお申し出を受け、
共に取り組みました。

釜石さんはこの時まだ学部2年生じゃなかっただろうか。
今でも着々と研究を進めておられます。

このころから、「アニメ聖地巡礼の研究がしたい」
という連絡を学生さんからいただくことがぽつぽつ出てき始めました。

そして今年は冒頭にあげたものを発表しました。
たどっていくと、研究の経緯が見え、面白いものでした。
今後もがんばっていかねば。

学会発表は重要です。
成果を問うて、みなさんから意見をいただく。
それによって、自分が見落としていたところに気づいたり、
違った観点を見出したりすることができます。
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テーマ : 研究発表
ジャンル : 学問・文化・芸術

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