SOS団不定期ミーティング報告
無事終了いたしました。
今回はM2の院生3名による研究発表で、
皆様苦労しながらも順調に修士論文に向かって頑張っておられるのが分かりました!
団長は「今、ゾンビ映画と旅の関係について考察を深めている」
という謎の発言を残すにとどまりました(-_-;)
トップバッターは「地域の食文化の活用と地域ブランドの形成」というタイトルで
観光創造専攻M2の森田武志さんが発表してくださいました。
札幌スープカレーや富良野オムカレーなどの事例を分析しながら
地域ブランドはどのように形成されるか、について明らかにする研究です。
旅行の中で食というのは、ものすごく重要な要素だろうなぁと感じます。
とりたてて事前には「食べ物にこだわって旅行しよう!」と思っていなくても
当地で美味い物が食べられると嬉しくなってしまいます。
逆に事前に「これをたべたい!」という風に考えて旅行をした場合
その食べ物が実際あまりうまいと思わなかったりとか、
地域ではあまり大事にされてないだとかいうことが分かると
テンション下がりそうですね…。そういう意味では、地域プロモーションのことを
考えても、食はとても大切です。
次に発表をしてくださったのは、観光創造専攻M2の山崎翔さんで
「音楽空間における新たな場の創造に関する研究
-若い世代の音楽フェスティバルでの経験を事例として-」
というタイトルで発表をしてくださいました。
音楽フェスを事例として、現代社会のコミュニケーションの特徴を
社会学的に考察した研究です。
アニメ聖地巡礼とも通じることがとても多く、大変興味深い発表でした。
最後は
「新たな居住形態が日常の交流活動に与える影響に関する研究
-「東京ゲストハウス」居住者の生活実態に着目して-」
というタイトルで、
観光創造M2の石川美澄さんが発表して下さいました。
シェア居住という新しい居住形態を取っている方々の
住まい方や生活文化についての研究です。
旅の定義には「日常から離れて」というフレーズが使われることが
良くあります。確かに旅行行動には普段どんな生活を送っているのか、
がかなり影響を及ぼしそうです。
例えば、自分ごとですが、出張がかさんでいる時は
「旅に行きたい」というよりも、「DVDが見たい」とか
そういう自宅にこもる系のことがしたくなります。
逆に何かの執筆でしばらく家を出ていないと、
「どっかに行きたいなぁ」と思います。
普段の生活の仕方で旅行に対する態度や旅行の位置付けは
変化しそうです。
お三方とも、とても面白い研究です!
今後の充実した研究活動を御祈り申し上げております!!
SOS団不定期ミーティング、またやりましょう☆