スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

観光創造専攻を目指す(に入る)後輩に向けて、理論の重要性について

理論より実践を。大学では理論ばかりをやってきた、実践が足りない、だから社会人の大学院生を入れよう、教員にも実践家をいれよう。こういう風潮があります。

後輩の学部生からもこんな声をききます。「大学なんてだめですよ。授業はつまらないし、理論理論って、日常に役に立たないことばかり教えて、社会人になっても、大学の成績なんて全然関係ないし、大学なんて良いのは人との出会いがあるぐらいですよね。やっぱ学問とかじゃなくて、サークルとかアルバイトが自分を作ったと思いますね。」

私はこれを聞いた時、「ご立派ですね、それではあなたは何理論を知っているんですか?」と聞きます。大体においてその立派な彼は答えることができません。実は理論の勉強なんてしていないのです。勉強してもいないのに、どうして日常に役に立たないとか、社会に出ても役に立たないとかいうことがわかるんでしょうか?自分が苦手なことは悪く言って逃げたくなる気持ちもわかります。「これは元々必要なかったんだ!」と思い込みたい気持ちもわかります。実際わかりにくい講義をする大学教員が多いのも事実です。ですが、わからない=役に立たない、で避けてしまってはいつまでたっても自分の考え方の枠をはずすことができず、成長しません。

社会科学の理論は、人間のなんらかの活動の法則を見つけ出そうとして作られるものがほとんどかと思います。あまりに抽象化されすぎ、人間味を感じられない理論もありますが、それにしてもきっちりと「こういう状況では人間は(社会は、経済は、などなど)こう振舞う」などと、注釈が入っていることが多いですし、注釈が入っていない場合は他の研究者がその部分を批判し、修正します。

私は時代に逆行し、あえて「実践より理論を」といいたい。実践を軽視するのではないです。ですが、「理論より実践を」の声が強すぎますし、実践家はそこら中にいます。そこから離れて研究するのが大学の機能でしょうし、社会にとってもそういった機能は役に立つことでしょう。

社会人大学院生の中にも、理論を嫌がり、自分がこれまで社会で蓄積してきたことをまとめて修士論文のような体裁にして、なんとか修士号を取ろうとする人もいます。それをするのであれば、大学院になど来ずに、仕事をしながら報告書をまとめればよいでしょう。大学院というところに入る上で、何をしにいくのか、そこをはっきりしなければ大学院で研究をする、という経験の意味が薄れてしまいます。

私は今「実践より理論を」を声高に叫びたい。悪口を言うならその対象物に対してのかなりの理解が必要です。わかりもしないのに、取り組みもしないのにその対象物の悪口を言ってはならないでしょう。そのことを分かっていただきたい。理論と実践、どちらも重視される学問の世界にいる私の感想です。
スポンサーサイト

テーマ : 自由への道程
ジャンル : 学問・文化・芸術

どんぐりアカデミーブログにて、どんぐり会議の様子をアップしました☆

どんぐりの会議の様子を写真つきでアップしました♪ご笑覧いただければ幸いですヽ(^o^)丿

テーマ : 子育て・教育
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

岡本 健

Author:岡本 健
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。