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『n次創作観光 ―アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』について(2013年2月17日)

2013年2月11日に
『n次創作観光 ―アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』
を出版いたしました。

当初、発売日を「年末」や「1月中」などと
言っておりましたが、ようやく実際に出版できました。
遅くなりまして、申し訳ありませんでした。

現在、紀伊国屋書店札幌本店さんをはじめとして、
札幌や北海道の書店さん、
そして、東京中野のタコシェさん、
和歌山大学生協さんなどで販売中です。

直接お買いもとめいただくのが最も早いのですが、
お近くの書店さんに無い!という場合は、
書店さんにご注文いただいても大丈夫ですが、
現在、出版社さんのサイトから通販でお買い求めいただけます。
クレジット決済OK、今なら、送料無料、
とのことで聞いております。

NPO法人 北海道冒険芸術出版「bouken book store」
https://bouken.thebase.in/

また、アマゾンさんでもお取扱いいただいております。





★★★本の情報★★★

著者:岡本健
出版社:NPO法人北海道冒険芸術出版
定価:800円(税込)
ページ:108ページ
判型:A5判

★★★本の情報★★★

目次は以下の通りです。

****************************

第1章 不可能性の時代に可能性を探る
01 閉塞感の時代
02 再帰的な個人化/大きな物語の機能不全
03 社会の情報化とコミュニケーション
04 インティメイト・ストレンジャー
05 多元的自己と精神的中心
06 小さな物語/島宇宙/排他性
07 オタクと公共性
08 不可能性の時代の観光の可能性

コラム:アニメ聖地巡礼ガイド・西日本編

第2章 現代観光の分析視座
09 動物化する観光
10 観光とメディア
11 旅行者の特徴
12 ホスト&ゲスト
13 メディア/コンテンツ/観光
14 初音ミクとN次創作

コラム:アニメ聖地巡礼ガイド・東日本編

第3章 
15 アニメ聖地巡礼とは
16 アニメ聖地巡礼の情報探索
17 アニメ聖地巡礼の行動的特徴
18 アニメ聖地巡礼の旅行後行動
19 開拓的/追随型/二次的聖地巡礼者
20 日常系アニメと聖地巡礼

コラム:みなさまからのコメント

第4章 
21 コンテンツツーリズムとアニメ聖地巡礼
22 アニメ聖地巡礼のプロセス
23 アニメ聖地の地域住民
24 地域からの情報の新たな流通経路
25 巡礼者の表現と地域住民のホスピタリティ
26 地域文化/メディア文化/観光文化
27 ホストとゲストの超克
28 コンテンツツーリズムの研究枠組み

コラム:観光という「処方箋」

第5章 
29 n次創作観光の構造
30 つながりの創出
31 ひらかれの機会
32 いきがいの時空
33 n次創作観光のデザイン
34 観光の可能性

あとがき 私自身がひらかれ、救われたアニメ聖地巡礼研究

****************************

本書は、平成24年3月に北海道大学大学院に提出し受理された
博士学位論文『情報社会における旅行者の特徴に関する観光社会学的研究』
を元に大幅に修正を加えて出版させていただくものです。

学位論文については、下記を参照ください。
国立国会図書館に所蔵されています。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023770932-00

アニメ聖地巡礼というのは、
アニメの背景として描かれたところを探して訪ねる行動です。
コンテンツツーリズムというのは、
アニメやマンガ、映画、ゲーム等の「コンテンツ」をきっかけにした旅行行動や
「コンテンツ」を活用した地域振興などを指します。

通常、これらは地域振興やまちおこし、といった文脈で
語られることが多いのですが、
本書では、これを「コミュニケーション」の問題として
考えてみています。

この「アニメ聖地巡礼」という現象、
そして、それを契機としてはじまる
「コンテンツツーリズム」、
これは社会の中でどのような働きを持つのか、
そういったことを考えてみました。

現在、このアニメ聖地巡礼についての
研究を志している方、すでに行っている方が
たくさんいらっしゃいます。
それぞれの方々が様々な角度から研究をされています。

とはいえ、こうした分野は、
「色物」というふうに見えてしまう場合も多く、
まだまだ市民権を得られているとは言い難いと思います。

結局のところ、コンテンツを使ってどうやって金儲けをするか、
人を呼び込むか、というところに落とし込まれてしまう場合もあります。

ステレオタイプ的ないわゆるオタクバッシングもいまだ強く、
ついこの間もアニメ聖地巡礼のお話を某旅行会社の方にしたところ
「なんだか気持ち悪いですね~」と笑いながらおっしゃられていました。
こういう感覚で旅行会社に勤めておられる方がいらっしゃるのか、
と思うと悲しい気持ちになりましたが…。

そういう態度ではなくて、もうちょっとまじめに、正面から、
この現象を取り上げて、議論する必要があるのではないかと思います。
私は、このアニメ聖地巡礼の現象は、
もちろんアニメファンの旅行であるというオリジナリティはあると思うのですが、
ある部分は現代観光全般に一般化可能なのではないかと考えています。

ただアニメの聖地巡礼だから面白い、
ということではなく、少し広い射程で論じてみたつもりです。
ご笑覧賜れますと、有難く存じます!

また、2013年2月17日には、まんたんウェブさんにご紹介いただきました。
有難うございました!

「アニメ聖地巡礼 : 観光社会学から論じた「n次創作観光」出版」
http://mantan-web.jp/2013/02/17/20130216dog00m200029000c.html
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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

『よくわかる観光社会学』安村克己・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸吾編著(ミネルヴァ書房)

京都文教大学の総合社会学部、観光・まちづくりコースの1回生の皆さん、
2012年度秋学期の基礎演習に使用する教科書が決まりました。

タイトルにも掲げている
『よくわかる観光社会学』安村克己・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸吾編著(ミネルヴァ書房)
です。



ミネルヴァ書房の『よくわかる』シリーズの一冊です。
やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ、というのが正式名称のようです。
2011年4月に出版され、現在2刷が出ています。

このシリーズは、原則、見開きで1つの項目が解説してあり、
学問分野の概要が文字通り『よくわかる』ものです。

観光学、観光社会学、などと聞いた時に、
「一体全体どんな学問??」と不思議に思う方は多いと思います。
本書は、43人の観光研究者によって書かれており、
観光社会学を中心にしつつも、隣接領域もカバーしています。

全体は、以下の4部、11章で構成されています。

第1部 観光社会学とは
 1章 観光社会学の輪郭
 2章 社会現象としての観光の構造と変遷
第2部 現代観光のかたち
 3章 新しい観光のかたち
 4章 多様化する観光
第3部 観光社会学の体系
 5章 観光社会学の視座
 6章 観光社会学の領域
 7章 隣接する学問領域
第4部 事例を読み解く
 8章 観光施設の社会性
 9章 観光の文化装置
 10章 観光社会学の舞台
 11章 研究者紹介

値段は2600円+税
と、決して安くは無いですが、
買って損はありません。

盛りだくさんの内容で、
とても半期では終わらないものです。
一度購入しておけば、これからの様々な授業で役立ちますし、
卒業論文にも使えます。
京都文教大学の丸善で購入できますので、
早めに購入しておいてください。

参考までに、北海道大学大学院でおこなっていた研究会で、
『よくわかる観光社会学』の項目「映画館」と「アニメと観光」
を参考にして作ったレジュメ2点を以下に示します。
無料でダウンロードできます。


『よくわかる観光社会学』「映画館」を手がかりに映画と旅行について考える
http://hdl.handle.net/2115/45963

『よくわかる観光社会学』「アニメと観光」を手がかりにコンテンツツーリズムを考える
http://hdl.handle.net/2115/45475

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

『旅を生きる人びと ―バックパッカーの人類学』大野哲也(世界思想社)

朝、大学に行って自分のポストを見ると、
出版社が宛名の荷物が入っていることがあります。
最近、書籍をご恵与いただくことが多くなりました。
本好きの私にとって、本当に有難い境遇です。
お送りくださっている皆様、ありがとうございます。

まだまだ大学教員という仕事に慣れておらず、
毎日バタバタしておりまして、
なかなかご恵与いただいた本をじっくり読むことができておらず、
申し訳ない限りなのですが…。
もう少しで夏休みになりますので、
じっくり読ませていただこうと考えております。

さて、最近ご恵与いただいた本の中に
『旅を生きる人びと ―バックパッカーの人類学』
があります。



本書の著者は桐蔭横浜大学
スポーツ健康政策学部スポーツ健康政策学科
の大野哲也先生です。

大野哲也先生とは、2012年4月21日に奈良女子大学で開かれた
人文地理学会の第275回例会「社会的想像力としての移動 ―観光とメディア」
でお会いしました。
(人文地理学会ホームページ:http://hgsj.org/reikaibukai/reikai_no275/)

この時の例会では、私は
「メディア文化と観光 ―アニメ聖地巡礼にみる観光のメディア性」
を発表させていただき、
(スライドのダウンロードは以下より
http://hdl.handle.net/2115/49467

大野哲也先生は、
「バックパッキング・ツーリズム」というタイトルで発表されました。

大野哲也先生は、お名前は以前から伺っていたのですが、
この時初めてご研究の内容を詳細に知りました。

バックパッカーについてのご研究なのですが、
時間をかけてなされた調査、
そして、実際にバックパッカーに聞き取りを行って得た結果、
その結果について丁寧な分析が行われ、
バックパッカー達の行動や心情などを明らかにしておられます。

大野先生のご発表の後に私の発表があったのですが、
自分の発表のことを忘れるほど、面白く聞かせていただきました。
また、懇親会でも私の素人質問に対して、
懇切丁寧にご説明くださり、
多くを学ぶことができました。

私が研究対象としているアニメの聖地巡礼と
バックパッカーの類似点や相違点についても
色々と議論させていただけ、
一見全く異なる事象に見える
バックパッカーとアニメ聖地巡礼に、
共通の社会的背景が見いだせたように思いました。

今回お送りいただいた御本からは、
先生の調査、研究のあり方、成果、そして、お人柄までが
生き生きと伝わってきます。

バックパッカーに対して、外からレッテルを貼りつけるのではなく、
丁寧に調査し、話を聞いて、分析・考察を行った、
その結果が記されています。

観光を研究したり、学んだりする方々、
特に、旅行者に焦点をあてて考えたい方には、
オススメの本です。

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

ホスピタリティ関連論文2本が国立国会図書館およびCiNiiで検索可能に

ホスピタリティ関連論文2本が国立国会図書館のNDL-OPACおよび、CiNiiにて検索が可能になりました。

以下の2本です。

1.岡本健(2010)「観光ホスピタリティ認知概念の構築」『HOSPITALITY』, (17), pp.131-139
Construction of tourism hospitality cognition model

2.岡本健(2011)「コンテンツツーリズムにおけるホスピタリティマネジメント
―土師祭「らき☆すた神輿」を事例として」『HOSPITALITY』, (18), pp.165-174.
Hospitality management in Contents Tourism

いずれもホスピタリティマネジメント学会の学会誌『HOSPITALITY』に掲載されたものです。

1については、ホスピタリティ、というともすれば主観的な議論に陥りがちな対象を
客観的に分析するための「考え方」を提示したものです。

認知心理学や社会心理学、基礎情報学などを参照しながら、
ホスピタリティ状況の定義をしていき、
観光におけるホスピタリティをどのように分析しうるか、
ということを考察しました。

2については、アニメや漫画、ゲーム、映画、小説等コンテンツツーリズムの中で、
特に、ICT(情報通信技術)が良く用いられるデジタルコンテンツのツーリズムについて、
その中でのホスピタリティマネジメントはどのように考えられるのか、を論じました。

タイトルにも示してありますが、
「らき☆すた」の聖地である埼玉県久喜市鷲宮(旧鷲宮町)
で開かれた土師祭における「らき☆すた神輿」について分析を行いました。

「らき☆すた神輿」と言えば、上海万博にまで行ってしまった
日本を代表するお神輿ですが、
それがどのような過程で作り上げられたか、ということを
フィールドワークから整理しています。

そして、らき☆すた神輿が担がれた初めての年度に、
第1回の担ぎ手として集まってくださった皆さんへのアンケート調査の
結果も掲載させていただいています。

こうしたデータから、情報空間と現実空間、
双方でどういったホスピタリティマネジメントが必要なのか、
どのようなアクターが必要なのか、
そういったことを論じています。

コンテンツツーリズムの研究枠組みについても、
ブラッシュアップして掲載しています。

HUSCAPでは公開できておりません。
もしお読みになりたいという方は、
お手数をおかけしますが、国立国会図書館でお読みいただくか、
私に直接お声掛けくださいませ。

皆様、ご指導ご鞭撻のほど、
何卒よろしくお願い申し上げます。

テーマ : コンテンツツーリズム
ジャンル : 学問・文化・芸術

KG/GP社会学批評 別冊 共同研究成果論集が発行されました。

「KG/GP社会学批評 別冊 共同研究成果論集」が発行されました。
編者は山北輝裕・谷村要・稲津秀樹・吹上裕樹です(敬称略)。
関西学院大学社会学研究科大学院GPプログラムの
「社会の幸福に資するソーシャル・リサーチ教育 ―ソシオリテラシーの涵養―」
の研究成果論集です。

本論集に、
拙稿「新たなつながりを創出する情報社会の旅行コミュニケーション:
コミュニティオブインタレストと地域コミュニティの出会い」
を掲載していただきました。

岡本健(2011)「新たなつながりを創出する情報社会の旅行コミュニケーション:
コミュニティオブインタレストと地域コミュニティの出会い」
山北輝裕・谷村要・稲津秀樹・吹上裕樹(編)『KG/GP社会学批評 別冊: 共同研究成果論集』
pp.77-95
下記URLよりダウンロードしてご覧いただけます。
http://hdl.handle.net/2115/44957

今回は、論集の編集委員会のご厚意で、
著者版では無く、実際に掲載されたものと同様のPDFをダウンロードしていただけます。
論集編集委員会の皆様、ありがとうございました!

なぜ、本論集に拙稿が掲載されているかと言いますと、
本論集の編者も務めておられる谷村要先生に、
関西学院大学GPプログラムの「東アジアのストリート研究」班によって
2010年1月24日に開かれました第8回研究会『アニメ聖地となる<ストリート>』
におよびいただき、発表の機会をいただいたからです。

『アニメ聖地となる<ストリート>』についての詳細は、
以下のURLから関学GPのホームページをご覧ください。

http://www-soc.kwansei.ac.jp/kgu-gp/gp-blog/2010/03/20100124_report.html

その際に、私が発表したスライドと配布資料につきましては、
以下のURLからダウンロードしてご覧いただけます。

「情報化時代における旅行コミュニケーション:
つながらないはずの人々のつながりの創出」
http://hdl.handle.net/2115/42588

研究会も、非常に有意義な場でしたが、
さらに研究成果論集にまで執筆させていただけるというのは、
博士後期課程に所属する院生としましては、
本当に有難く、そして、有意義な経験をさせていただけました。
研究会にお呼びいただいた谷村要先生(現:大手前大学講師)
にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!

さて、この論集には、コラムを含めると、18編の論考が収録されています。

「KG/GP 社会学批評 別冊(共同研究成果論集)」の目次については、
以下のURLから飛べる関学GPのホームページでご覧いただけます。
http://www-soc.kwansei.ac.jp/kgu-gp/gp-blog/2011/03/kggp_add.html

目次を追って、目につくキーワードを下にあげてみます。

サブカルチャー、グラフィティ、参与観察、
型枠解体屋、建築現場、機械的連帯、
社会学的映像実践、野宿者、ストリート、
商店街、地域イメージ、観光地化、
つながり、旅行コミュニケーション、コミュニティオブインタレスト、
祭りのコミュニティ、ハルヒダンス、アニメ聖地、
地元、企業城下町、殺人事件、
グローバリゼーション、地元志向現象、社会的排除モデル、社会的包摂モデル、
ジモト、地域、
移動する人びと、エスニシティ、可視性の誤謬、トランスナショナリズム論、
多文化接触地域、フードビジネス、ホスト-ゲスト、ゲスト-ゲスト
イースト・サンディエゴ、空間誌序説、空間/場所の比較社会学、
トランスナショナル、サウンド/音楽、ペルー移民、
アジア、アフリカ、
芸術文化政策、オーケストラの存廃問題、
ヒロシマ・ノワール、政治文化論再考、
相互理解、理想、コミュニケーション、
ひきこもり、セクシュアル、自分史、

なんとも多様なラインナップです。
私が専門にしている観光研究にとっても、
この論集に書かれていることは、関連が深く、
勉強になります。
まだすべて読めているわけではありませんが、
じっくり読ませていただくのを楽しみにしています(^^)

このボリューム感なら、市販本でも行けそうです。

テーマ : 研究発表
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

岡本 健

Author:岡本 健
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